もしIT系社長が呼吸器学会に参加したら~その2~

前回は学会の雰囲気だけお伝えしましたが、
今回は感想や今後の取り組みについて簡単に。
 
 
前回の通り、製薬メーカーさんのブースの大きさや製品名推しは、
初見で勉強になりましたが、
それ以上に初めて知ったことは
”学会が勉強と発表の場である”
ということですね。
 
字面からしたら当然ではあるのですが、
相当のボリュームでやっていたことが驚きでした。
さながら、大学の講義のような規模で行われ、講義間に大移動がある。という感じです。
 
ポスター発表なども展示されていたのでちら見してきましたが、
臨床医の発表が多く、普通に勤務しながら研究をしているという感じで
相当大変そうだなと。
我々のような仕事も当然ながら常に勉強はしていますが、
それをわざわざまとめて発表する。ということはないので、
全体としての知識共有に対して非常に意識が高い職種なのだと改めて感じました。
 
 
どの学会も同じような感じだそうですが、
”学会認定の専門医”は、こうした学術講演会に資格がもらえないそうです。
しかも、呼吸器学会の専門医は喫煙者ではなれません!
当然ですが、素晴らしいですね。 
 
 
これだけ特化して勉強していると、”医師”と一括りで説明すべきでない強くと感じました。
あくまで最初にとった資格が一緒というだけで、レベルや専門は全く違う。
”エンジニア”といっても、言語も異なれば組み込みからウェブ、ネイティブとか色々いるようなものです。
スペシャリストな知識は医師にお任せするとしても、
ジェネラリスト的な知識は自分たち一般人でもつけるべきだと改めて感じました。
 
 
そんな中、弊社のブースにも著名な先生にお越しいただき、
今後の発展性について色々とディスカッションさせていただきました。
 
長崎大教授で、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会の理事でもある、
千住先生とは、地域医療連携の中でのCOPD早期発見について議論させていただき、
今後アプリを活用し発見していくための具体的な段取りについて相談してきました。
既にiPadを相当数購入済みで準備万端といわれているので、
こちらとしても早めに準備せねばと思います。。
 
 
また、世界的なCOPD早期発見活動GOLDの、
現在も委員長をお勤めで、
元呼吸器学会理事長の福地先生(順大病院 客員教授)にもご利用いただき、
今後の疫学調査や早期発見活動全般での活用可能性についても意見交換をさせていただきました。
(前提知識がなかったので普通にお話しましたが、後で聞いてびっくりしました、、)
 
 
弊社の事業軸としては、一般ユーザー向けサービスがメインではあるのですが、
その派生形を医療従事者の方にご利用いただき、全体として疾患早期発見につながるのであれば、
実現したい世界観も近づいてきやすいと考えていますので、
今後もそうした活動は続けていきたいと考えています。
 
 
今回のこのような機会をご提供いただいた、
結核予防会さんや共同研究をされていたベーリンガーさんには大感謝です。
 
アプリの開発を行い、自分がいない間会場で対応をしていたあずあずもお疲れ様でした!
 
最後に、、、
こんな珍しいこともしている、ヘルスケア×ネットのベンチャーに興味がある方は、
こちらまでご連絡ください!w

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