メンバーにもアドバイスしつつ、自分自身の自省としても大事だなと思ったのが、
”理解できる範囲だけをやっても皮はむけない”
ということです。
まだ指示を受ける側の若いメンバーであれば、
”上長が言うのだからとりあえずやってみよう”
という形で素直にまずやってみて、結果で納得しつつ学習していく。
ということが望ましいと思っています。
守破離でいうところの”守”を徹底するということ。
なので、”自分が理解できる範囲”みたいなものは実質無視。
”とりあえずやってみて学ぶ”が正解 ということ。
変に最初から工夫を加えようとすることは逆効果。
ただ、指示を出す側になってくるとこれがちょっと変わってくる。
メンバーから上がってくる提案全て完璧に理解してジャッジできるかというと、
そうもいかないと思っています。
それぞれプロフェッショナリティがある中で、
自分の得意分野ではない話も多く上がってくるから。
そういう場合、提案元が誰か?(これまでの成果積み上げがあるかどうか)
は見つつ、任せられる相手であればとりあえず任せてみる。
その代わり、
・撤退ラインを決めておく
・ダメだった場合のBプランを考えておく
・最後に何とかするのは自分
ということは意識をしています。
一番のボトムは、「経験になるから仕方ない」ですが、
何とかそれより上位のラインで成果を得るために何ができるか?は考えています。
下からの提案に限らず、メンターからのアドバイスについても同じで、
細部まで自分ルールの中に入りきらなくても、まずやるために何をすべきか?
を考えるようにはしています。それが自分の皮を向いていくために必要だと思うので。
メンターはこういうタイプだが、自分は○○なタイプだから違う。とか、
自分は~~のものが得意、その型にはめたい。
という考え方だと、目先の結果を出すための取捨選択には功を奏したとしても、
中長期で良い結果を出せるレベルアップができるとは思えず、
なんとかその殻を破る策を打つべきと思っています。
それを自分に当てはめるとすると、
起業してから色々苦労はあったものの、自社より早く成長していった会社とくらべて、
変化の波が少なくそういう激流への慣れ・対応力が足りてない。
という課題感があったりはします。
もちろん今のやり方が完全にダメということではなく、
一皮むけていくためには別のやり方も試さないといけないということ。
もっと自分の理解範疇を超えるところに挑戦していって、
死なない範囲で激流に揉まれていかねば!