斜に構えるか素直にいくか

社風や理念、想いみたいな経営者が主導する”考え”みたいなものって、
結構人によって受け取り方が違うなと思うことがちょいちょいあります。
特に採用の成否には大きな影響を及ぼすかもと思うことも。

例えば、私の考え方として、
すべての縁を大事にする
ということを書いたとしても、ある人は素直に受け止め一緒に頑張ろう!
と思ってくれますし、ある人は「きれいごとだなー」と思ってしまうかもしれません。
(前者はいましたが、後者はいたわけではないです。例です。)

弊社は社内の仲が良い方で、それは自慢の1つでもあるんですが、
その点について”佐藤教みたいに感じる”と言われたこともあります。
決してお題目を唱えたりとか、逆らえない雰囲気があるわけではなく、
むしろ積極的にいじってくるメンバーがいるくらいの雰囲気ではあるものの、
そういう印象を受けることもあるようです。
仲が良すぎる=排他的 な風に見えてしまうとしたら反省すべきところもありますが、
それよりはちょっと斜に構えられたかな、、という印象はぬぐえません。

どうしてもその印象がぬぐえなかったこともあり、残念ながらその方はすぐに辞めてしまいました。
どちらが悪いとかそういうことではないですが、
採用時のミスマッチがあったとなという反省はあります。

以前、
面接でもチェックしている成長するために大事なこと
でも書いたことがありますが、弊社の採用基準としては、
”素直”さは非常に重要な要素だと思っています。

弊社の事業は、各々が超プロで個別パフォーマンスを重視するような金融・コンサル的なものではなく、
全員が一人ではできないけど、一人抜けてもできないような事業を作って、
社会への価値提供を最大化することを目指していると考えています。
そうなると、一致団結した方向感は尚更重要で、そこを斜に構えて入り込めないとなると、
事業モデルに合わないと判断せざるを得ないと思っています。

”素直”に従順になって、ロボットのように働け!という話ではなく、
”斜に構えない”という方が大事です。

Googleが至った生産性向上のカギは、
「心理的安全性」だった
という記事が一時期話題になりましたが、
それも同じようなことだと思っていて、
仮にこの記事の例のような”健康状態の打ち明け”をされたとしても、
斜に構えている人は”何か裏があるはず”と思ってしまい入り込めないと思います。

メンバー全体がお互いを家族のように感じ、
心理的安全性もあり、全員がいることでできる良い事業を作っていく。
という組織を作っていくためには、素直さが非常に重要だと強く思っているので、
ここは引き続き注意していかないといけないなと思っています。

合わせて、そうした素直なメンバーを率いているからこそ、
尚更高い倫理観や人間性が求められるなと自分自身の課題も感じた次第です。

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